Olympus 35DC (1971年発売)は、レンズ一体型のレンジファインダーカメラ。 コンパクトなボディに F.Zuiko 40mm F1.7 の明るいレンズを搭載し、露出はカメラが自動で調整してくれます。 撮影者が行うのは基本的にピント合わせだけのシンプルな操作で、気軽に写真を楽しめる一台です。
今回は Lomography CN ISO800(期限切れフィルム)を使用して撮影。 期限切れの高感度フィルムとの組み合わせは、昼間でも独特のざらつきが出て、光の雰囲気が少しドラマチックに。 強い日差しの中では、サボテンや空の質感がざらっと浮かび上がり、フィルムらしい表情を浮かべます。
そしてこのカメラの本領は、やはり暗いシーン。 F1.7の明るいレンズとISO800のフィルムの組み合わせなら、夜の街でも気軽にシャッターを切れます。 街灯やネオンがオレンジやマゼンタの光の塊になり、その中にぼんやりと街の光が浮かび上がる。そんな夜のスナップが、このカメラでは自然に撮れます。
もちろん、暗い場所ではシャッタースピードが遅くなり、手ブレしてしまうこともあります。 ただ、そのブレもフィルムでは不思議と良い雰囲気に。 一見、失敗のような写真でも、あとから見るとその瞬間の空気が残っている。 そんな偶然の面白さも、フィルムカメラの魅力のひとつです。
日常の光景を、ほんの少しドラマチックに見せてくれる、そんなカメラです。
こんな方におすすめ
- フィルムカメラをこれから始めたい方。
- 室内や夜のスナップを気軽に撮影してみたい方。